韓国はなぜ約束を破るのか?

本日2019年8月23日、韓国がGSOMIAの破棄を日本に通知した。韓国を取り巻く軍事状況、政治状況、経済状況、どれをとってもGSOMIA延長の一択しかないのだが、さすが韓国と言わざるを得ない。世界の予想を覆す、斜め上の決断である。日韓関係で久しぶりに度肝を抜かれた。

 

安倍総理は「国と国との約束を守るように求めていきたい」とコメント。厳密に言うとこの件は「破棄の意思表示によって自動延長しなくなる」ものなので、約束破りとは言えないのかもしれないが、韓国の典型的な約束破りの特徴が出ているので、このまま見ていこう。

 

韓国は、正義が自分にあり、悪いのは日本という、いつもの構図を持ち出している。GSOMIAを破棄した理由は、日本が「ホワイト国から除外」した為であるという。日本国内の輸出管理強化が、どのように軍事協定に関わるのか意味不明であるが、とにかく悪いのは日本らしい。

 

前日の22日には韓国大統領府関係者が「GSOMIA終了の決定を米国が理解している」と述べていた。アメリカも正義の韓国を支持しているという訳だ。この件は、米政府から非公式にではあるが「不愉快である。事実ではない」と即座に否定された。米国務省はGSOMIAの延長をするよう「繰り返し伝えてきた」のが事実である。

 

韓国は、あるべき理想の姿を実現するためなら、現実の方が間違っていると考える国だ。正義のために約束を破ることなど至極当然の行いである。例えば「慰安婦合意の破棄」、遡及法である「親日財産帰属法」、「徴用工(?)判決」「積弊清算」など、近代法を無視した、いわゆる「国民情緒法」は韓国にとっての正義が実現された結果なのだ。

 

主観的な正義なので、状況が変われば立場も日々変わる。前政権の決めたことなど、真っ先に破棄すべき事柄だ。

 

さらに、文大統領が「二度と日本に負けない」(8月2日)と言うように、韓国が勝ち負けにこだわっていることも重要な点だ。韓国には激しい上下関係があり、目上の人間が横柄に振る舞い、ルールを破ることが許容されている。典型例が「大韓航空ナッツ・リターン」事件だ。ナッツの出し方で揉め、旅客機を搭乗ゲートに引き返させた、というとんでもない話だ。

 

日本との取り決めを破ることが、日本よりも上の立場になる、という精神勝利になるようだ。GSOMIAを破棄することが、韓国の立場を高め、正義を実現する。ちょっと何を言っているのか分からなくなるが、結局どちらも道徳的な上下関係に帰結する。複雑な国際関係を、単純な善悪や勝ち負けで考えてしまうところが韓国の不幸だろう。

 

少なくとも韓国の「国家的自尊心」は守ることができたようだ。引き替えにアメリカを失望させ、感情的に軍事協定を破棄したことを世界中に知らしめてしまったのだが。

 

 

参考


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190823004500882?section=japan-relationship/index
聯合ニュース 2019.08.23
金氏は「日本の対応は単純な拒否を超え、『国家的自尊心』を喪失させるほど無視した」とした上で「外交的な礼を欠いた」と指摘。GSOMIA終了決定の背景にこのような日本の態度があったと伝えた。


ただGSOMIA終了の決定を米国が理解しているかについては、「緊密に協議してきた」と述べるにとどめた。
米政府筋は、GSOMIA終了の決定を米国が理解しているとする前日の青瓦台関係者の説明を否定し、これに関して韓国に抗議したと明らかにした。 


http://japan.hani.co.kr/arti/politics/34173.html
ハンギョレ  2019.08.23
「GSOMIAを維持するものの情報交流はしない」という折衷案が詰めの段階で排除されたことに関連し、大統領府関係者は「状況が厳しい時こそ原則が重要だ。名分も、実利も重要で、なにより国民の自尊心を守ることが大切だった」と述べた。政界の一部では、今回の決定を「チョ・グク法務部長官候補者を守るため」という批判の声があがっていることについては、「チョ候補者の聴聞会とは何の関係もない。国益だけを考えて決定した」と強調した。

 

(追記2019/8/25)

https://sincereleeblog.com/2019/08/24/韓国紙「国民が強くなったから条約を破棄できる/

今、韓国国民が政府を動かし、国際条約や協定を次々と廃棄・終了させることは、韓国民が強くなっていることを示す現象である。米国と日本の圧力にも動揺しない程度に、韓国国民の大部分が固く団結していることを反映している現象である。

 

 

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韓国はなぜ嘘をつくのか?

2018年のレーダー照射事件では、韓国政府の数々の嘘が多くの日本人の注目を集めた。「レーダーを照射した」という話が、「光学カメラで監視した」「レーダーを照射していない」と変わり、「無線が聞き取れなかった」「低空飛行で威嚇してきた」という別の話題を次々に持ち出し、最終的に日本が悪いと抗議をしてきたのである。

 

意味が分からなすぎる。火器管制レーダーの照射は、偶発的な戦闘さえ起きかねない危険な行為である。それをうやむやに誤魔化せると思っている政府が隣に存在することが驚きだ。

 

しかし、ネットでは昔からお馴染みの光景であり、韓国の根拠不明の主張・論点ずらしは嘲笑的に「朝鮮論法」と呼ばれてきた。自分の主張を大声で押し通すために、その場しのぎの嘘や、ソースがない公論、揚げ足取り、論点ずらし、勝利宣言、を流れるように行う。それに対して、こちら側が論理的な主張を試みたり、矛盾点の指摘をしてみても、ことごとく無視されたまま話が横滑りしていくのだ。

 

韓国の大きな傾向として、客観的な事実を重視せず、主観的な情緒で物事を都合良く解釈する国民性があるようだ。2017年の韓国保健社会研究院の調査では、全国民91%が根拠なしに勝手に思い込むなど、「認知バイアス」に該当する習慣があるという報告が行われた。また、告訴文化の違いはあるが、2017年の虚偽告訴罪の認知件数が人口比で日本の約703倍におよぶ。主に文化や教育の影響と思われるが、かなり思い込みが激しく、嘘をつくことに対する拒否感が薄いと言えるだろう。

 

最近の一例として、2019年02月15日に文喜相国会議長は「10年前に天皇が韓国に行きたい、私に仲介してほしいと話した」と主張した。しかし、宮内庁は「御面会になった記録はありません」、河野外務大臣も「天皇陛下が文議長と御面会になった記録はありません」と回答。これは国を代表する政治家が、嘘をついて天皇(現上皇陛下)を政治利用したことに他ならない。また、先月の経産省の説明会でも、韓国側の政府当局者が帰国後に「措置の撤回を要請した」という嘘をついた。

 

外交交渉後の国内向け発言が、2国間で異なるニュアンスを持つことはあるが、韓国は明らかに度を超えていて、ありもしない発言を事実のように発表することに躊躇がない。特に日本に対しては政府、メディア、世論、いずれも虚実ないまぜの発言が頻繁に見られる。

 

中国の愛国無罪のように、日本たたきの為に完全な嘘を捏造することが、正義の行いで当たり前になっているようだ。願望を真実のように話す韓国の国民性は、主観的な情緒にこだわる文化ゆえの歪みでもあるのだろうが、あらゆる嘘で侮辱される日本にとってはたまったものではない。

 

「息を吐くように嘘を吐く」とまで揶揄される国とは、なるべく関わらないのが一番である。

 

 

参考


https://japanese.joins.com/article/598/250598.html
文喜相氏の発言「天皇訪韓を要請」 日本の国会で論争に 中央日報 2019年02月25日


https://ch.nicovideo.jp/ooguchib/blomaga/ar1191730
全国民91%が「認知バイアス」に該当する習慣がある

 

https://www.npa.go.jp/toukei/soubunkan/h29/pdf/H29_ALL.pdf
2017年 虚偽告訴罪 認知件数 37

https://japanese.joins.com/article/218/241218.html
誣告罪は他人に刑事処分または懲戒処分を受けさせる目的で虚偽の事実を警察署や検察庁など公務所や公務員に申告することにより成立する。検察庁によると昨年誣告罪として受け付けられた人数は1万475人で、前年の9937人より538人増えた。2008年の8550人から徐々に増える傾向だ。

 

 

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慰安婦像展示の争点は「表現の自由」ではなく「外交問題」であるべき

https://nikkan.hateblo.jp/entry/2019/08/07/225057
https://nikkan.hateblo.jp/entry/2019/08/09/085338
の続き


なぜか慰安婦像が芸術作品と言う前提で議論が進んでしまっているように思うのだが、慰安婦像は政治的プロパガンダのために作られた像であり、その政治性に何の変化も起きていない。他の芸術作品に紛れ込ませて展示されているだけであることを、皆が認識すべきだと思う。

 

「あいちトリエンナーレ 2019」は現代美術展なので、作品の造形的な側面だけで作品が評価されることはない。誰が、何のために作り、どのように評価されているのかが、作品を成立させる重要な要素である。慰安婦像は、政治家のアイデア政治団体の依頼によって作られ、作家のキム・ウンソン氏が述べるように「少女像は数十年間胸の中に隠していた恨みを取り出して、日本の蛮行を責める慰安婦被害者の勇気を尊重するという意味で作った」とされ、その後は慰安婦像の設置を巡り外交問題に発展している。

 

どうひいき目に見ても現代美術作品として作られてはいないし、仮に韓国特有の「民衆美術」だとしても、これまでの慰安婦像の扱われ方は、政治的プロパガンダの道具以外の何物でもない。

 

例えば、北朝鮮金親子の像を今回展示したとしたらどうだろうか?ロシアの政治団体が作った北方領土の領有権を主張する作品を展示したら?「表現の自由」を使って慰安婦像を評価しようとする試みの欺瞞が伝わるだろうか。

 

これはアメリカやオーストラリアなどで起きた慰安婦像設置騒動の再現なのだ。日本が撤去を試みるなら「やはり日本は慰安婦の存在を否定するのか。反省していないのか」という国際世論を作ることが出来る。これが政治運動でなければ何だというのか。

 

「あいちトリエンナーレ 2019」の参加作家ほど、政治運動を密かに紛れ込ませた今回の展示企画者に怒るべきではないだろうか。政治運動家が正体を隠したまま、アートに介入している。「表現の不自由展・その後」などというタイトルにすべきではなかった。堂々と政治的な主張を盛り込んだタイトルを掲げられなかったのか。不誠実で姑息な行為であり、「あいちトリエンナーレ 2019」に泥を塗った。

 

残念ながら、慰安婦像が展示の許可を得た時点で日本の負けが確定している。撤去しなければ慰安婦像を公的に認めた形になり、撤去すれば「表現の自由が奪われた」「慰安婦の存在を否定した」となる。

 

慰安婦問題は2015年に「最終的かつ不可逆的に解決」している。依然として世界中で増えていく慰安婦像が、どのような意図を持って扱われているのか再度認識すべきだろう。もしも「あいちトリエンナーレ 2019」で「表現の自由」を隠れ蓑にした慰安婦像の再展示が行われれば、慰安婦問題を再浮上させるきっかけとなる恐れがある。

 

 

参考

 

http://www.donga.com/jp/List/article/all/20130325/420842/1/高陽市役所にも元日本軍慰安婦の少女像設置

作家のキム・ウンソンさんは、「少女像は数十年間胸の中に隠していた恨みを取り出して、日本の蛮行を責める慰安婦被害者の勇気を尊重するという意味で作った」と話した。

 

 

つづき↓

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日本人が理解しにくい韓国社会の特徴

最近の韓国は何でああなのか?理解に苦しむ場面が多い。しかし、近年表面化しただけで基本的に韓国社会は昔から変わっていないのだろう。それこそ脱亜論に出てくる描写が、今現在まったく違和感がないことからも、これを傍証しているように思われる。

 

箇条書きでまとめると、以下の部分が日本人にとって違和感を感じやすい特徴ではないだろうか。

 

・強烈な上下関係、マウンティング社会
・常に自分が正義、相手は道徳的に劣等だと周囲に主張し続ける
・情緒を優先させるため、頻繁に論理が破綻する
・都合が悪くなると、正義の被害者になることで立場を逆転させる

 

日本(日帝)は悪の象徴なので、ちょうどいいサンドバッグ。日本を不道徳だと非難することは、韓国人にとって正義の行いである。日韓問題にはさまざまな種類があるが、その多くが「日本(日帝)に対する非難」の表れに過ぎず、短期的に解決しても数年で復活することになる。

 

今後、日韓はあまり関わらないことが大事。日韓関係のこじれている部分は法や論理で解決できない「情緒」の問題になっているので、解決に時間がかかる。これまで日本側の安易な譲歩によって韓国世論を一時的に鎮めてきたが、情緒的にはまったく解決されていなかった。韓国が情緒的に納得し、恨が解消されるには、韓国の国格が日本を上回る必要があり、その実現の見通しは立たない。

 


参考

 

黒田勝弘氏「韓国人のケンカの仕方」産経新聞 2019年1月26日 国際面の記事から引用

韓国人のケンカには三つの特徴がある。まず威張った態度で強い言葉や大きな声を出して相手を萎縮させようとする。2つ目は、周囲に訴え味方を増やして有利になろうとする。3つ目は争点をずらし別の争点を持ち出して挽回しようとする。

このうち、3つ目が興味深い。たとえば二人が何かで争っていると、そのうち決まって「その言い方は何だ!お前の年はいくつか?」となる。そして「年下のくせに、謝れ!」とか「年上ならどうなんだ」と年齢争いになる。あるいは激高しながらお互い「何なら殴ってみろ!」と言って顔を突き出す。先に手を出すと「殴りやがったな!」と相手を非難し、それを周囲に触れ回って優位にたつ。


https://japanese.joins.com/article/953/246953.html
「韓国は確かに道徳志向的な国だが、韓国人がいつも道徳的に生きているという意味ではない」。ソウル大で8年間ほど韓国哲学を研究した小倉紀蔵京都大教授が著書『韓国は一個の哲学である』でした韓国社会に対する評価だ。「道徳志向性は実際『道徳的』なものでなく、すべての言動を道徳に還元して評価する」という。

 

まず政治から道徳性向的だ。同じか違うかを善悪の基準とし、同じ側には限りなく寛大であり、反対側には必死にとびかかる。中宗12年(1517年)「自分と考えが同じなら善人とし、考えが違えば悪人という」という実録記録を改めて思い出す。勲旧、戚臣に比べて持つものが少ない士林派は道徳的優越感に基づいて世の中を裁断した。現在の586(60年代生まれで50代、80年代に大学に通った世代)運動圏を「士林派の再臨」とみる歴史学者もいる。

 

 

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日韓問題まとめ

李明博大統領竹島上陸以降の、政府や国の機関が関係する日韓問題を時系列でまとめてみた。

年中行事である、独立運動家関連発言、竹島表記への言いがかり、竹島での軍事訓練、教科書問題、日本海表記・靖国参拝への言いがかりは除外。橋下徹日本維新の会共同代表の慰安婦制度肯定発言は、国の見解ではないので除外。

まとめには入れていないが、民間ではBTS原爆Tシャツ騒動、わさびテロ騒動、靖国神社爆破事件等がある。

 

2012/08/10  李明博大統領、韓国大統領初の竹島上陸
2012/08/14  李明博大統領「日王がひざまずいて謝罪しなければならない」
2012/08/23  野田首相の親書を書留で返送
2012/08/29  韓国政府機関、「戦犯企業」リスト公表
2013/01/03  韓国高裁、靖国神社放火犯の日本への引き渡し拒絶
2013/02/26  韓国地裁、日本から窃盗された仏像の返還差し止め
2013/03/01  朴槿恵大統領「加害者と被害者の立場は1000年経っても変わらない」
2013/05/07  朴槿恵大統領、オバマ大統領との首脳会談で日本批判
2013/06/28  朴槿恵大統領、安重根の記念碑設立を習近平国家主席に要請
2013/09/06  朴槿恵大統領、メルケル首相との首脳会談で日本批判
2013/09/30  朴槿恵大統領、ヘーゲル米国防長官との会談で日本批判
2013/11/08  朴槿恵大統領、EU大統領との会談後の記者会見で日本批判
2014/01/30  韓国政府、アングレーム国際漫画祭での慰安婦関連作品の展示
2014/03/29  朴槿恵大統領、安倍首相の韓国語でのあいさつを無視
2014/08/03  産経新聞支局長名誉毀損起訴事件
2014/08/05 【日】朝日新聞慰安婦問題で30年にわたる誤報認める
2015/02/12 【日】安倍首相の施政方針演説、韓国は「基本的な価値や利益を共有する」文言削除
2015/03/04  安倍首相の米議会演説に関し、韓国鄭国会議長ほか、連日の演説阻止行動
2015/05/20  朴槿恵大統領、ユネスコ事務局長との会談で「明治日本の産業革命遺産」登録反対
2015/08/28  朴槿恵大統領、中国の抗日戦勝70周年記念式典参加
2015/12/28 【日韓】慰安婦問題日韓合意
2016/07/28  慰安婦財団(和解・癒やし財団)の発足
2016/08/15  韓国の国会議員団が竹島上陸
2016/12/28  在釜山日本国総領事館前の慰安婦像設置黙認(合意違反)
2017/01/06 【日】長嶺大使・森本領事一時帰国、経済協議中断
2017/01/26  韓国地裁、日本から窃盗された仏像の韓国浮石寺への引き渡しを命じる判決
2017/02/22  韓国外務省、日本海の「東海」呼称広報動画をHP掲載
2017/03/10  一度も訪日しないまま朴槿恵大統領罷免
2017/09/27  平昌五輪公式HPに日本列島のない地図を掲載
2017/10/31  中韓合意文書(三不)
2017/11/06  文在寅大統領、韓日米首脳会談で「日本は韓国の同盟ではない」
2018/02/22  国連委で韓国の鄭鉉栢・女性家族相が「性奴隷」発言(合意違反)
2018/09/28  国際観艦式での旭日旗掲揚自粛要請
2018/10/05 【日】海上自衛隊、国際観艦式への護衛艦の派遣を取りやめ
2018/10/11  国際観艦式で李舜臣を称える帥字旗掲揚
2018/10/22  韓国の国会議員団が竹島上陸
2018/10/30  韓国大法院の徴用工(?)判決 、日本製鉄(当時・新日鉄住金)へ賠償命令
2018/11/21  韓国政府、慰安婦財団の解散を発表
2018/11/26  韓国の国会議員団が竹島上陸
2018/12/20  韓国駆逐艦海上自衛隊哨戒機に射撃管制レーダー照射
2019/01/15  韓国国防白書「韓日両国は自由民主主義と市場経済の基本的価値を共有している」表記削除
2019/01/18  挺身隊訴訟、不二越の控訴棄却
2019/01/29 【日】長嶺大使一時帰国
2019/02/18  韓国文国会議長、天皇謝罪要求発言「その方は戦争犯罪の主犯の息子」
2019/05/01  文在寅大統領、天皇陛下に対して祝電で「要請」
2019/05/01  日本製鉄と不二越の資産の売却申請受理
2019/06/27  徴用工(?)判決、三菱重工の控訴棄却
2019/07/04 【日】対韓国輸出管理厳格化
2019/07/05  韓国政府、慰安婦財団を一方的に解散
2019/07/23  三菱重工資産の売却申請受理
2019/08/02 【日】韓国をホワイト国から除外する閣議決定
2019/08/02  文在寅大統領「われわれは二度と日本に負けない」
2019/08/08  韓国政府、日本産石炭灰の放射能検査を強化
2019/08/12  韓国政府、ホワイト国から日本を除外する制度改正案を発表
2019/08/22  韓国政府、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を決定
2019/08/31  韓国の国会議員団が竹島上陸
2019/09/11 【日韓】WTO最終審、韓国の日本製バルブへの課税は協定違反
2019/09/16  IAEA総会で韓国政府「福島原発の汚染水は国際問題」
2019/09/26  韓国与党、福島第1原発事故による「放射能汚染地図」を公開(数値改竄)
2019/09/30  韓国国会、東京五輪旭日旗禁止を求める決議採択
2019/10/14 【日】海上自衛隊、観艦式に韓国海軍を招待せず
2019/12/09  韓国政府、公式ツイッターに「旭日旗は憎悪の旗」
2019/11/22  韓国政府、失効直前にGSOMIA破棄通告を撤回
2019/12/27  韓国憲法裁判所、日韓合意の効力を否定
2020/01/08  在韓日本大使館に、韓国の民間団体VANKが「放射能五輪」ポスター
2020/01/12  韓国代表団、IOC旭日旗使用・放射能汚染問題について懸念表明
2020/01/20 【日】安倍首相の施政方針演説、3年ぶりに韓国は「最も重要な隣国」
2020/03/07 【日】コロナウイルス対策で感染拡大地域からの入国制限
2020/03/09  韓国政府、日本のみ査証免除停止・発行済み査証停止
2020/03/31  韓国与党「韓国国民は今回の選挙を『日韓戦』と呼んでいる」
2020/04/02  在釜山日本国総領事館不法侵入判決「国民が共感した」として、罰金支払いを猶予

 

眺めてもらうと分かる通り、韓国は非常にやっかいな国だ。隣国だからと優遇せず、他の多くの国と同様に大人の外交をすべきだろう。「脱亜論」の言うように、「心に於いて亜細亜東方の悪友を謝絶する」方向に進みたい。

 

*2019/8/9の記事に2020/4/22追記

 

 ↓1868年~2020年までの日韓問題年表

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「あいちトリエンナーレ 2019」慰安婦像撤去支持 2

https://nikkan.hateblo.jp/entry/2019/08/07/225057
の続き


慰安婦像の作者は展示に関する「表現の自由」を主張する前に、この像が政治的プロパガンダとしての意味以上の芸術性持つことを丁寧に説明する必要があった。

 

会場のキャプションは確認していないが、「表現の不自由展・その後」展のHPには岡本有佳氏の解説で、「市民団体が構想し」たこと、「記憶闘争」のシンボルであること、「ウィーン条約違反」の論争などについて触れている。芸術性については、「民衆美術」と「人々の心を動か公共美術」と書いている。

 

東京都美術館での撤去経緯には触れていないし、今回の展示のコンセプトであるはずの過去に撤去された作品以外の、大型の慰安婦像も展示されている説明がない。なぜこの作品が政治的プロパガンダ像ではなく芸術作品なのか、「民衆美術」の一言で済ませられるものではない。

 

慰安婦像の作られた意図やその後の扱われ方は、芸術作品としてのそれではない。慰安婦像の芸術性に対する説明が不十分である以上、外交問題となっている慰安婦像の設置に関して、公共的な芸術祭では不適切と言わざるを得ない。

 


「表現の不自由展・その後」全体の扱いに関して言えば、1998年の全米芸術基金に関する米連邦最高裁判決に見られるように、文化庁が予算執行を精査することには何の問題もない。ただ既に執行された予算や、展示の許可が下りた作品に対して政治家が圧力をかけることには問題がある。

 

名古屋市長も愛知県知事もかなりの悪手を打った。政治家が「中止」に言及すべきではないし、議論も無しにわずか3日で展示全体を中止するべきではなかった。個人的には不快感を感じる作品もあるが、今からでも慰安婦像を除いた上で展示を再開すべきだろう。その後、展示至る経緯については議会や事務局で精査し公表するべきだ。

 

今回の慰安婦像の展示は芸術を隠れ蓑にした情報戦の一環と捉えなければ、今後も国内で慰安婦像の設置が増え続けることになるだろう。

 

 

参考

 

https://censorship.social/artists/kim-seo-kyung-kim-eun-sung/
本作の作品名は《平和の少女像》(正式名称「平和の碑」。「慰安婦像」ではない)。作者は、韓国の彫刻家キム・ソギョン-キム・ウンソン夫妻で「民衆美術」の流れをくむ。民衆美術とは、1980年代の独裁政権に抵抗し展開した韓国独自のもので、以降も不正義に立ち向かう精神は脈々と継承されている。本作は「慰安婦」被害者の人権と名誉を回復するため在韓日本大使館前で20年続いてきた水曜デモ1000回を記念し、当事者の意志と女性の人権の闘いを称え継承する追悼碑として市民団体が構想し市民の募金で建てられた。

 

https://www.ntticc.or.jp/pub/ic_mag/ic032/html/004-013op.html
https://www.freedomforuminstitute.org/first-amendment-center/topics/freedom-of-speech-2/arts-first-amendment-overview/public-funding-of-controversial-art/

1998年のアメリカの最高裁判決では、連邦政府機関の全米芸術基金は「“見苦しい(indecent )”と判断したアート作品に助成金を出す義務はない」とされた。

 

つづき↓

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「あいちトリエンナーレ 2019」慰安婦像撤去支持

まず、「平和の少女像」(以下、慰安婦像)は芸術作品としての性格よりも、政治的プロパガンダの性格の方が明らかに強い。ピカソの「ゲルニカ」と比較する人がいるが、「ゲルニカ」はピカソ個人の問題意識による制作であり、慰安婦像とはまったく背景が異なっている。

 

慰安婦像は韓国挺身隊問題対策協議会とソウル市鍾路区の金永椶(キム・ヨンジョン)区長との話し合いで出てきたものである。造形についても区長から髪型、服装、二つの椅子、日本大使館を見つめる顔の角度にまで提案があった。その後、彫刻家夫婦に制作が依頼されるという経緯がある。

 

芸術家の作った像ではあるが、政治家・政治団体による政治的なメッセージが込められたプロパガンダの道具と言った方がふさわしい。デモで使われる看板や大戦中のプロパガンダ・ポスターなどに近いものだ。

 

広義には芸術作品であっても、狭義には芸術作品ではない。外交問題になるほど政治的プロパガンダ臭の強すぎる慰安婦像を、芸術作品の「表現の不自由」というテーマで展示するのは極めて不誠実である。

 

そして、慰安婦像の展示は日韓の情報戦とも関係している。政治家の過激な発言を誘発し、展示中止という「検閲」の事実が世界を駆け巡ることで、日本が慰安婦問題を否定しているという誤解が喧伝されることになる。

 

芸術監督の津田大介氏や事務局がここまで想定していたかどうかは分からない。だが制作者である韓国の彫刻家夫婦や韓国挺身隊問題対策協議会には、明らかに読めていた展開だろう。津田氏の狙いは炎上だっと過去の発言から判明しつつあるが、韓国の情報戦に巻き込まれたことは自覚していたのだろうか?

 

 

参考


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20170928001100882

少女像は2011年末、挺対協が慰安婦問題の解決を求めて日本大使館前で開いている「水曜集会」の1000回目を記念して建てられた。
 同区によると、挺対協は当初、平和碑の設置を望んでいたが、金永ジョン(キム・ヨンジョン)区長が碑石よりは芸術作品である少女像が意味があるとの意見を伝え、「平和の少女像」として建てられることになった。

 

https://www.mk.co.kr/news/politics/view/2017/01/32951/

黒短い髪に白いチョゴリ、黒のスカート、木椅子とその隣の空の椅子、15度振り上げ見えて大使館を見つめる視線など、現在の少女上の基本コンセプトも、彼した。日本の真の反省を待つという意味で少女上の名前を `待つ`でしようとも提案した。
機械翻訳

 

つづき↓

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