「あいちトリエンナーレ 2019」慰安婦像撤去支持

まず、「平和の少女像」(以下、慰安婦像)は芸術作品としての性格よりも、政治的プロパガンダの性格の方が明らかに強い。ピカソの「ゲルニカ」と比較する人がいるが、「ゲルニカ」はピカソ個人の問題意識による制作であり、慰安婦像とはまったく背景が異なっている。

 

慰安婦像は韓国挺身隊問題対策協議会とソウル市鍾路区の金永椶(キム・ヨンジョン)区長との話し合いで出てきたものである。造形についても区長から髪型、服装、二つの椅子、日本大使館を見つめる顔の角度にまで提案があった。その後、彫刻家夫婦に制作が依頼されるという経緯がある。

 

芸術家の作った像ではあるが、政治家・政治団体による政治的なメッセージが込められたプロパガンダの道具と言った方がふさわしい。デモで使われる看板や大戦中のプロパガンダ・ポスターなどに近いものだ。

 

広義には芸術作品であっても、狭義には芸術作品ではない。外交問題になるほど政治的プロパガンダ臭の強すぎる慰安婦像を、芸術作品の「表現の不自由」というテーマで展示するのは極めて不誠実である。

 

そして、慰安婦像の展示は日韓の情報戦とも関係している。政治家の過激な発言を誘発し、展示中止という「検閲」の事実が世界を駆け巡ることで、日本が慰安婦問題を否定しているという誤解が喧伝されることになる。

 

芸術監督の津田大介氏や事務局がここまで想定していたかどうかは分からない。だが制作者である韓国の彫刻家夫婦や韓国挺身隊問題対策協議会には、明らかに読めていた展開だろう。津田氏の狙いは炎上だっと過去の発言から判明しつつあるが、韓国の情報戦に巻き込まれたことは自覚していたのだろうか?

 

 

参考


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20170928001100882

少女像は2011年末、挺対協が慰安婦問題の解決を求めて日本大使館前で開いている「水曜集会」の1000回目を記念して建てられた。
 同区によると、挺対協は当初、平和碑の設置を望んでいたが、金永ジョン(キム・ヨンジョン)区長が碑石よりは芸術作品である少女像が意味があるとの意見を伝え、「平和の少女像」として建てられることになった。

 

https://www.mk.co.kr/news/politics/view/2017/01/32951/

黒短い髪に白いチョゴリ、黒のスカート、木椅子とその隣の空の椅子、15度振り上げ見えて大使館を見つめる視線など、現在の少女上の基本コンセプトも、彼した。日本の真の反省を待つという意味で少女上の名前を `待つ`でしようとも提案した。
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