日韓問題まとめ

李明博大統領竹島上陸以降の、政府や国の機関が関係する日韓問題を時系列でまとめてみた。

年中行事である、独立運動家関連発言、竹島表記への言いがかり、竹島での軍事訓練、教科書問題、日本海表記・靖国参拝への言いがかりは除外。橋下徹日本維新の会共同代表の慰安婦制度肯定発言は、国の見解ではないので除外。

まとめには入れていないが、民間ではBTS原爆Tシャツ騒動、わさびテロ騒動、靖国神社爆破事件等がある。

 

2012/08/10  李明博大統領、韓国大統領初の竹島上陸
2012/08/14  李明博大統領「日王がひざまずいて謝罪しなければならない」
2012/08/23  野田首相の親書を書留で返送
2012/08/29  韓国政府機関、「戦犯企業」リスト公表
2013/01/03  韓国高裁、靖国神社放火犯の日本への引き渡し拒絶
2013/02/26  韓国地裁、日本から窃盗された仏像の返還差し止め
2013/03/01  朴槿恵大統領「加害者と被害者の立場は1000年経っても変わらない」
2013/05/07  朴槿恵大統領、オバマ大統領との首脳会談で日本批判
2013/06/28  朴槿恵大統領、安重根の記念碑設立を習近平国家主席に要請
2013/09/06  朴槿恵大統領、メルケル首相との首脳会談で日本批判
2013/09/30  朴槿恵大統領、ヘーゲル米国防長官との会談で日本批判
2013/11/08  朴槿恵大統領、EU大統領との会談後の記者会見で日本批判
2014/01/30  韓国政府、アングレーム国際漫画祭での慰安婦関連作品の展示
2014/03/29  朴槿恵大統領、安倍首相の韓国語でのあいさつを無視
2014/08/03  産経新聞支局長名誉毀損起訴事件
2014/08/05 【日】朝日新聞慰安婦問題で30年にわたる誤報認める
2015/02/12 【日】安倍首相の施政方針演説、韓国は「基本的な価値や利益を共有する」文言削除
2015/03/04  安倍首相の米議会演説に関し、韓国鄭国会議長ほか、連日の演説阻止行動
2015/05/20  朴槿恵大統領、ユネスコ事務局長との会談で「明治日本の産業革命遺産」登録反対
2015/08/28  朴槿恵大統領、中国の抗日戦勝70周年記念式典参加
2015/12/28 【日韓】慰安婦問題日韓合意
2016/07/28  慰安婦財団(和解・癒やし財団)の発足
2016/08/15  韓国の国会議員団が竹島上陸
2016/12/28  在釜山日本国総領事館前の慰安婦像設置黙認(合意違反)
2017/01/06 【日】長嶺大使・森本領事一時帰国、経済協議中断
2017/01/26  韓国地裁、日本から窃盗された仏像の韓国浮石寺への引き渡しを命じる判決
2017/02/22  韓国外務省、日本海の「東海」呼称広報動画をHP掲載
2017/03/10  一度も訪日しないまま朴槿恵大統領罷免
2017/09/27  平昌五輪公式HPに日本列島のない地図を掲載
2017/10/31  中韓合意文書(三不)
2017/11/06  文在寅大統領、韓日米首脳会談で「日本は韓国の同盟ではない」
2018/02/22  国連委で韓国の鄭鉉栢・女性家族相が「性奴隷」発言(合意違反)
2018/09/28  国際観艦式での旭日旗掲揚自粛要請
2018/10/05 【日】海上自衛隊、国際観艦式への護衛艦の派遣を取りやめ
2018/10/11  国際観艦式で李舜臣を称える帥字旗掲揚
2018/10/22  韓国の国会議員団が竹島上陸
2018/10/30  韓国大法院の徴用工(?)判決 、日本製鉄(当時・新日鉄住金)へ賠償命令
2018/11/21  韓国政府、慰安婦財団の解散を発表
2018/11/26  韓国の国会議員団が竹島上陸
2018/12/20  韓国駆逐艦海上自衛隊哨戒機に射撃管制レーダー照射
2019/01/15  韓国国防白書「韓日両国は自由民主主義と市場経済の基本的価値を共有している」表記削除
2019/01/18  挺身隊訴訟、不二越の控訴棄却
2019/01/29 【日】長嶺大使一時帰国
2019/02/18  韓国文国会議長、天皇謝罪要求発言「その方は戦争犯罪の主犯の息子」
2019/05/01  文在寅大統領、天皇陛下に対して祝電で「要請」
2019/05/01  日本製鉄と不二越の資産の売却申請受理
2019/06/27  徴用工(?)判決、三菱重工の控訴棄却
2019/07/04 【日】対韓国輸出管理厳格化
2019/07/05  韓国政府、慰安婦財団を一方的に解散
2019/07/23  三菱重工資産の売却申請受理
2019/08/02 【日】韓国をホワイト国から除外する閣議決定
2019/08/02  文在寅大統領「われわれは二度と日本に負けない」
2019/08/08  韓国政府、日本産石炭灰の放射能検査を強化
2019/08/12  韓国政府、ホワイト国から日本を除外する制度改正案を発表
2019/08/22  韓国政府、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を決定
2019/08/31  韓国の国会議員団が竹島上陸
2019/09/11 【日韓】WTO最終審、韓国の日本製バルブへの課税は協定違反
2019/09/16  IAEA総会で韓国政府「福島原発の汚染水は国際問題」
2019/09/26  韓国与党、福島第1原発事故による「放射能汚染地図」を公開(数値改竄)
2019/09/30  韓国国会、東京五輪旭日旗禁止を求める決議採択
2019/10/14 【日】海上自衛隊、観艦式に韓国海軍を招待せず
2019/12/09  韓国政府、公式ツイッターに「旭日旗は憎悪の旗」
2019/11/22  韓国政府、失効直前にGSOMIA破棄通告を撤回
2019/12/27  韓国憲法裁判所、日韓合意の効力を否定
2020/01/08  在韓日本大使館に、韓国の民間団体VANKが「放射能五輪」ポスター
2020/01/12  韓国代表団、IOC旭日旗使用・放射能汚染問題について懸念表明
2020/01/20 【日】安倍首相の施政方針演説、3年ぶりに韓国は「最も重要な隣国」
2020/03/07 【日】コロナウイルス対策で感染拡大地域からの入国制限
2020/03/09  韓国政府、日本のみ査証免除停止・発行済み査証停止
2020/03/31  韓国与党「韓国国民は今回の選挙を『日韓戦』と呼んでいる」
2020/04/02  在釜山日本国総領事館不法侵入判決「国民が共感した」として、罰金支払いを猶予

 

眺めてもらうと分かる通り、韓国は非常にやっかいな国だ。隣国だからと優遇せず、他の多くの国と同様に大人の外交をすべきだろう。「脱亜論」の言うように、「心に於いて亜細亜東方の悪友を謝絶する」方向に進みたい。

 

*2019/8/9の記事に2020/4/22追記

 

 ↓1868年~2020年までの日韓問題年表

nikkan.hateblo.jp

「あいちトリエンナーレ 2019」慰安婦像撤去支持 2

https://nikkan.hateblo.jp/entry/2019/08/07/225057
の続き


慰安婦像の作者は展示に関する「表現の自由」を主張する前に、この像が政治的プロパガンダとしての意味以上の芸術性持つことを丁寧に説明する必要があった。

 

会場のキャプションは確認していないが、「表現の不自由展・その後」展のHPには岡本有佳氏の解説で、「市民団体が構想し」たこと、「記憶闘争」のシンボルであること、「ウィーン条約違反」の論争などについて触れている。芸術性については、「民衆美術」と「人々の心を動か公共美術」と書いている。

 

東京都美術館での撤去経緯には触れていないし、今回の展示のコンセプトであるはずの過去に撤去された作品以外の、大型の慰安婦像も展示されている説明がない。なぜこの作品が政治的プロパガンダ像ではなく芸術作品なのか、「民衆美術」の一言で済ませられるものではない。

 

慰安婦像の作られた意図やその後の扱われ方は、芸術作品としてのそれではない。慰安婦像の芸術性に対する説明が不十分である以上、外交問題となっている慰安婦像の設置に関して、公共的な芸術祭では不適切と言わざるを得ない。

 


「表現の不自由展・その後」全体の扱いに関して言えば、1998年の全米芸術基金に関する米連邦最高裁判決に見られるように、文化庁が予算執行を精査することには何の問題もない。ただ既に執行された予算や、展示の許可が下りた作品に対して政治家が圧力をかけることには問題がある。

 

名古屋市長も愛知県知事もかなりの悪手を打った。政治家が「中止」に言及すべきではないし、議論も無しにわずか3日で展示全体を中止するべきではなかった。個人的には不快感を感じる作品もあるが、今からでも慰安婦像を除いた上で展示を再開すべきだろう。その後、展示至る経緯については議会や事務局で精査し公表するべきだ。

 

今回の慰安婦像の展示は芸術を隠れ蓑にした情報戦の一環と捉えなければ、今後も国内で慰安婦像の設置が増え続けることになるだろう。

 

 

参考

 

https://censorship.social/artists/kim-seo-kyung-kim-eun-sung/
本作の作品名は《平和の少女像》(正式名称「平和の碑」。「慰安婦像」ではない)。作者は、韓国の彫刻家キム・ソギョン-キム・ウンソン夫妻で「民衆美術」の流れをくむ。民衆美術とは、1980年代の独裁政権に抵抗し展開した韓国独自のもので、以降も不正義に立ち向かう精神は脈々と継承されている。本作は「慰安婦」被害者の人権と名誉を回復するため在韓日本大使館前で20年続いてきた水曜デモ1000回を記念し、当事者の意志と女性の人権の闘いを称え継承する追悼碑として市民団体が構想し市民の募金で建てられた。

 

https://www.ntticc.or.jp/pub/ic_mag/ic032/html/004-013op.html
https://www.freedomforuminstitute.org/first-amendment-center/topics/freedom-of-speech-2/arts-first-amendment-overview/public-funding-of-controversial-art/

1998年のアメリカの最高裁判決では、連邦政府機関の全米芸術基金は「“見苦しい(indecent )”と判断したアート作品に助成金を出す義務はない」とされた。

 

つづき↓

nikkan.hateblo.jp

「あいちトリエンナーレ 2019」慰安婦像撤去支持

まず、「平和の少女像」(以下、慰安婦像)は芸術作品としての性格よりも、政治的プロパガンダの性格の方が明らかに強い。ピカソの「ゲルニカ」と比較する人がいるが、「ゲルニカ」はピカソ個人の問題意識による制作であり、慰安婦像とはまったく背景が異なっている。

 

慰安婦像は韓国挺身隊問題対策協議会とソウル市鍾路区の金永椶(キム・ヨンジョン)区長との話し合いで出てきたものである。造形についても区長から髪型、服装、二つの椅子、日本大使館を見つめる顔の角度にまで提案があった。その後、彫刻家夫婦に制作が依頼されるという経緯がある。

 

芸術家の作った像ではあるが、政治家・政治団体による政治的なメッセージが込められたプロパガンダの道具と言った方がふさわしい。デモで使われる看板や大戦中のプロパガンダ・ポスターなどに近いものだ。

 

広義には芸術作品であっても、狭義には芸術作品ではない。外交問題になるほど政治的プロパガンダ臭の強すぎる慰安婦像を、芸術作品の「表現の不自由」というテーマで展示するのは極めて不誠実である。

 

そして、慰安婦像の展示は日韓の情報戦とも関係している。政治家の過激な発言を誘発し、展示中止という「検閲」の事実が世界を駆け巡ることで、日本が慰安婦問題を否定しているという誤解が喧伝されることになる。

 

芸術監督の津田大介氏や事務局がここまで想定していたかどうかは分からない。だが制作者である韓国の彫刻家夫婦や韓国挺身隊問題対策協議会には、明らかに読めていた展開だろう。津田氏の狙いは炎上だっと過去の発言から判明しつつあるが、韓国の情報戦に巻き込まれたことは自覚していたのだろうか?

 

 

参考


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20170928001100882

少女像は2011年末、挺対協が慰安婦問題の解決を求めて日本大使館前で開いている「水曜集会」の1000回目を記念して建てられた。
 同区によると、挺対協は当初、平和碑の設置を望んでいたが、金永ジョン(キム・ヨンジョン)区長が碑石よりは芸術作品である少女像が意味があるとの意見を伝え、「平和の少女像」として建てられることになった。

 

https://www.mk.co.kr/news/politics/view/2017/01/32951/

黒短い髪に白いチョゴリ、黒のスカート、木椅子とその隣の空の椅子、15度振り上げ見えて大使館を見つめる視線など、現在の少女上の基本コンセプトも、彼した。日本の真の反省を待つという意味で少女上の名前を `待つ`でしようとも提案した。
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つづき↓

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