9月21日の公開フォーラムでの、「平和の少女像」(慰安婦像)に対する検証委員会の説明からは疑問しか出てこない。
なぜ日本国内で揉めている背景を検証せずに、海外での設置状況や他作家の作った慰安婦像の話ばかりするのか?
韓国系コミュニティが中心となって慰安婦像設置を主導しているのに、海外で受け入れられていることの根拠になるのか?
「少女像を展示することは、ソウルの日本大使館前に設置された少女像の撤去を日本政府が求めている主張の正当性を愛知県庁として否定することになるのではないか。」に対する回答が、「海外の野外に設置されているから問題なし」になるのか?
「不自由展」には2種類の慰安婦像が展示されたが、テーマに沿っているのはミニチュアの方のみ。実物大で色つきの方を展示したことの理由は明らかにしなくていいのか?
ミニチュアの方が東京都美術館から撤去された理由と「不自由展」から撤去された理由との比較や、展示に至った経緯の妥当性が検証されていないのはなぜ?
慰安婦像の設置に関して、日韓の外交問題として大揉めになっていることを無視するのはなぜ?
検証委員会の岩渕潤子氏は美術の専門家として「慰安婦像は現代美術作品なのか」、または「慰安婦像が国際美術展に展示される意義があるのか」に答えなければならないのでは?
岩渕氏が個人的に慰安婦像を擁護したいならすればいいが、海外事例に話を逸らさず、「あいちトリエンナーレ 2019」での慰安婦像展示の問題を、論理的に検証して欲しい。
↓つづき